こういう人間です
盛岡市在住。ライター。
性格偏屈。趣味はないが嫌いなものはない。 20年余りの都会暮らし、 10年余りの山暮らしを 経て現在6年目のニュー タウン暮らし。 いまいるところがいつも いちばん好きなところ。 メールはこちらへどうぞ 以前の記事
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「某日」の数日後、バタバタと山小屋に往復。 じつはウサギがわが家に加わって、そういえば山小屋には ウサギのゲージがあったっけと思い出して取りに行った。 数年前に2匹のウサギを飼っていて、 雪に埋もれる冬はエサの調達に苦労したけど、 あれは愚かだった。 ウサギは干草を食べる。干草なんか近所の酪農農家にいくらでもあったのだ。 トラクターが牧草を刈り取り、散らし、乾燥させ、集めて並べ、巻き取り、 ラップして転がすまで一連の作業をやってしまう。 一抱えももらえばウサギは当分、エサに困らない。 一ヶ月ぶりの山小屋はまずまずだった。 初夏のころみたいに雑草も勢いよく伸びないから、草刈りするまでもない。 ゲージを軽トラに積み込んで、家の周りの点検。 スズメバチの巣ができてないかどうか、よーく見る。 キッチンの窓から見える唐松の幹に巣箱をこさえたのは4年前だった。 一度、シジュウカラが入った。 巣箱は本当はきれいにしておかないといけない。 でもそのまま放っておいた。 ふと見ると、黒っぽい小さなハチがその巣箱の入り口にワンワンと群れている。 やったね! ニホンミツバチだ。 夏の分封の時期だったんだ。 山小屋の両隣の家もニホンミツバチを飼っているから、 そのどれかから一群が分かれたんだ。 しかし鳥の巣箱に入るのかなあ。 よく見ると丸い入り口は何か塗り固めたようにして狭くなっている。 黒っぽいハチがせわしなく出たり入ったりしている。 庭の萩は紅白満開だったけど、そこには飛んでいない。 はて、どこから蜜を運んでいるのか、両隣の群れと奪い合いだから、 「わが家のミツバチ」も大変だろうな。 オオスズメバチのいるところでは西洋ミツバチは飼えないらしい。 ヨーロッパにはオオスズメバチがいないから、 身を守る術が遺伝子に組み込まれていない。 ニホンミツバチはオオスズメバチと戦えるし、巣を守る。 隣家のおじいちゃんが元気だったころ、 ハチミツを食べた。 正確にいえば蜜蝋。巣箱から取り上げて、蜜を滴らせる前に巣穴ごと食べる。 これは強烈な味と香りで、一口食べてフラフラになった。 口にザラリとしたものは残るが、おじいちゃんは「山の飴っこ」だと笑ってた。 子どものころは何よりのご馳走だったとか。 さて。 あの「飴っこ」を食べるのはいつになるのか。 「全部食べたらなんねえ。半分残さねえとハチがやる気なくす」 おじいちゃんはそう言ってたが、小さな巣箱にどんな具合に蜜ができているんだろう。 巣箱の上蓋を開ければ簡単に取り出せるものなのかどうか。 これはちょっと、先達の教えを乞わないといけない。 ズーム機能のないカメラだからよく見えないが、 左を向いた場所は黒い逆三角形になっている。 全部ニホンミツバチ。刺されることはめったにない。 といった話を家に戻って家族に話したら、 かみさんが「へえー」と嬉しそうにしたあと、 「でもクマが来ないかなあ」と呟いた。 隣家のニホンミツバチも庭先に巣箱を置いてクマに襲われた。 うーん。 クマは木登り上手だからなあ。 キッチンの窓ガラス越しにクマを見るのはあんまり楽しくないなあ。
by northend
| 2005-09-25 22:51
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