こういう人間です
盛岡市在住。ライター。
性格偏屈。趣味はないが嫌いなものはない。 20年余りの都会暮らし、 10年余りの山暮らしを 経て現在6年目のニュー タウン暮らし。 いまいるところがいつも いちばん好きなところ。 メールはこちらへどうぞ 以前の記事
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昨夜の読みは見事に外れた。 雪は呆れるぐらい積もったのだけど、 今回の除雪は「さあ、寝るぞ」と決めて布団に潜り込み、 はて、寝つきがいいからすぐに寝てしまったけど、 真っ暗なうちにかすかに除雪車の音。 「なんだ。もう来たのか。寝たばっかりじゃないか・・・」 で、また寝てしまい、目が覚めたら明るくなっていた。 外に出てため息。 見たこともない大雪で、 案の定、軽トラは前後左右が雪の壁。 かみさんは諦めて早い時間のバスに乗って出かけ、 ぼくは子どもたちと家の周りや車庫の出入り口の雪掻き。 全部終わったのが10時だった。 じつは今日から山小屋に帰るつもりだった。 でも山小屋周辺もひどい雪らしくて、 隣家に電話したら「昨日、トラクターで雪掻きして車は入れるようになった。 でもまた同じぐらい降った。今日もやらないと」とゲンナリした声。 「こっちも出られない雪だ。今日は帰れないなあ」 「そのほうがいい。明日来るなら今日中にやっておくから」 でも盛岡の雪は午後からまた激しくなって、 結局、夕方も雪掻き。いまもまた降り積もっている。どうなることやら。 午後は諦めてクジラの本を読んでいた。 昨日、正月休みに読むつもりで、 図書館でクジラやイルカの本だけまとめて借りてきた。 今回もまた返却遅れでお叱りの電話を数日前に頂戴していたんだ。 まったく申し訳ありません。 クジラやイルカはときどき集団自殺する。 砂浜に次々に乗り上げてそのまま死んでしまう。 その原因には諸説あって、 寄生虫で耳がやられるからだとも言う。 まだ読み始めたばかりで怪しげなんだけど、 クジラやイルカの仲間は前方の障害物をソナーで察知する。 コウモリと同じで、自分が発信する波動の戻りで変化をキャッチするらしい。 それは耳がやることで、だから耳が病気になると方向感覚すら失われる。 ネコのひげをちょん切ると身のこなしが鈍るというけど、 それと同じようなものか。 しかし、いくら耳がやられても皮膚感覚はあるはずだから、 間違って浅瀬から砂浜に突っ込んでも途中で気がつく。 そこで戻ればいいものを、 なぜ集団であんなに水のない砂浜の上にまで乗り上げてしまうのか。 それが不思議で、だから集団自殺という物騒なことばが使われる。 それをある文学者が、つまりクジラの生態とか解剖的な知織は あまり持ち合わせない人が、 おもしろいことを言っていた。 哺乳類としての本能じゃないか、というのだ。 ある瞬間、クジラやイルカは突然、 自分が陸上生活をしてきた哺乳類であることに気がつく。 それが海の中にいることに恐怖してパニックになって、 「なんだ、なんだ、なんでオレは海にいるんだ。 いますぐ陸に上がらないと大変だあ」 とか集団ヒステリー状態になって一斉に陸地を目指す。 だからお腹を砂にこすってもさらに地上を目指そうとして上る。 後から後からそういうクジラやイルカが押し寄せてくる。 ここで、ではどうしてそういう集団パニック、 つまり一頭の本能的な恐怖が群れ全体に伝わるのかという問題が残る。 クジラやイルカのコミュニケーション能力はかなりのものらしいから、 リーダーがいれば群れに伝わるのかもしれない。 そのことと大雪に関連があるのか。 大いにあるんだけど、いまはちゃんと説明できない。 近ごろ思いついて書き始めた記事が収支つかなくなる。 正月休みに、きちんと考えます。
by northend
| 2005-12-26 22:05
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