こういう人間です
盛岡市在住。ライター。
性格偏屈。趣味はないが嫌いなものはない。 20年余りの都会暮らし、 10年余りの山暮らしを 経て現在6年目のニュー タウン暮らし。 いまいるところがいつも いちばん好きなところ。 メールはこちらへどうぞ 以前の記事
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今朝、顔を洗おうと思って鏡を見たら、 まるで殴られたみたいに下唇が腫れて、血糊が固まっていた。 よく見ると舌も傷ついている。 どっちも左側だけで、原因はわかっている。 昨日、いつもの歯医者さんに行ったら左下の奥歯にある虫歯の治療になった。 近ごろは週に一度、こうなりゃ徹底的にやってやれと思って腹を決めて、 もう2ヶ月も通っているんだろうか。 治療は着々と言おうか、遅々と言おうか、とにかく通えば進む。 進むんだけど毎回、1時間は長椅子に寝転ぶ。 近所の顔見知りのおじさんや、夕方だと子どもの同級生と隣同士で並んで 治療を受けるが、ぼくは隣の客(?)が2回転するぐらい一人で寝ている。 で、昨日は虫歯の位置が悪くて隣合った歯との隙間だったので、 しかもかなり根っこに近くて深い虫歯だというから、麻酔をされた。 注射1本打って治療に入ったら猛烈に痛い。 我慢しなくちゃと思うけど体が反応するから先生が「もう1本打ちましょう」という。 あんまり麻酔されると頭が回らなくなって、仕事が遅れたらどうしようと思ったけど、 痛いのはやっぱりイヤだからもう1本打ってもらった。 そしたら強烈に効いて、おかげで痛みもなく治療は済んだが、 家に戻ると6時近くて子どもたち珍しく宿題も全部終わってほかに用事もなく、 だから「腹減った」「お父さん、ご飯にしようよ」と騒ぐ。 こっちもフラフラだけど空腹だから「いいよ」ということになって、 早速、晩ご飯。 歯医者さんで注意されていた。 「麻酔が効いている間はご飯食べると頬っぺた噛みますから気をつけてください」 それで用心しながら食べたが何の味もしないし歯応えもわからない。 頬っぺただけは噛まないようにしたが、 唇と舌を思い切り噛んでいたらしい。 しかし人間の触覚というのはすごいもんだと感心した。 ふだん、ご飯を食べていて頬っぺたを噛むとか唇を噛むとか、 まして舌を噛むなんて滅多にない。 とくに注意しなくても噛んだりはしないから、 麻酔が効いていてもいつもと同じに食べればいいじゃないかと思ってた。 そうじゃないんだ。 頬っぺたや唇や舌も、ものを食べるときには触覚がセンサーになって、 それで歯に噛まれないように微妙に筋肉動いて避けていたんだ。 ただムシャムシャ食べているようで、口の中ではさまざまな感覚が 複雑に調整し合っていたんだ。 コントロールは脳だが、脳より触覚というのは優れているかもしれない。 脳がなければ触覚も感知されないが、 触覚が失われれば脳は無能になる。 こういうことって、すごく反省してもいいんじゃないかな。 研ぎ澄ますべきは五感であって、 そこからしか答の出ないことはたくさんありそうだ。
by northend
| 2006-07-05 21:19
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