こういう人間です
盛岡市在住。ライター。
性格偏屈。趣味はないが嫌いなものはない。 20年余りの都会暮らし、 10年余りの山暮らしを 経て現在6年目のニュー タウン暮らし。 いまいるところがいつも いちばん好きなところ。 メールはこちらへどうぞ 以前の記事
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昨日はお墓参りで釜石。 盛岡からなら遠野を抜ければ2時間半で着くが、 わざわざ宮古に出て海岸線を釜石まで走った。 最近、ニュータウンを自転車で走り回るばかりで車にも めったに乗らない。 だけど運転は好きなほうで、じつは区界峠を車で越えるのは初めてだった。 峠の道の駅に寄ったら「ダイコン祭」。 ただし家を7時に出たのでまだ始まってない。 楽しそうなイベントが盛りだくさんで、ウーン、どうしようかと思ったけど 家を出てさっそくつまずいてはいけない。 すぐ間近に兜明神岳。なだらかな草原が次第に高さを増して、 最後は巨岩が直立する不思議な山。上の子は去年、登っている。 道は閉伊川に沿ってどんどん下る。川はずいぶん水量が少ない。 だから底に泥が溜まるのか、いつもの青く膨らむような閉伊川ではなかった。 このコースは遠野から眺める早池峰の裏側になる。 こっちから見る早池峰はどうなんだろうと楽しみだったけど、 国道は谷底を曲がりくねって降りていく。右手にはすぐ山が迫って、 早池峰は望めない。と思っていたら、どことは場所を特定できないが、 ちょうど右にカーブした瞬間、意外な近さと高さで早池峰の稜線が広がった。 そこ以外の場所からはもう見えなかった。 宮古は市街地に入らずに45号線に出る。 好きな町だし従兄弟もいるけどお彼岸だからみんな慌しいだろう。 左手に海を眺めながら走る。 なんだかんだ計画倒ればかりで、結局、今年初めて見る海になるのか。 船越湾の展望地で一休み。 みんなでジュースを飲んで海を眺めていたら、 真っ黒に日焼けしたタンクトップの青年がやってきた。 少し離れたところでやっぱり海を眺めている。 並大抵の日焼けではない。はて、駐車場を振り向いても車しか止まってない。 でも帰りがけにトイレの横に置いてある自転車に気がついた。 荷物がたくさん積んである。そうか。彼は自転車で来たんだ。 「この自転車?」 青年が戻ってきたので訊いてみた。 「はい」「どこから」「和歌山です」 下の子が「ワカヤマってどこだ」と聞く。「うんと遠いところだ」 「どこまで行くの」「青森から戻ってくる途中です」 会社を辞めて自転車で日本一周の計画を立てた。 とりあえず東日本を一巡り。4ヶ月の行程だという。 自転車はGIANTのツーリングモデル。 欲しいんだよなあ、こういうの。 「タイヤ取り替えた?」「ええ、一回ボロボロになって」 「一日何キロ走るの」「100キロぐらいです」 「おとうさん、100キロってどのくらいだ」とまた下の子。 「朝、盛岡を出たろ。そこから宮古までが100キロだ」 「ええー? ずっと自転車で走るのかあ!」「そうだ」 青年に断わって自転車の写真だけ撮らせてもらった。 一人用のテントや携帯コンロ、衣類、シュラフ、修理用具、 起こりうるさまざまな事態に最低限の対応をしようと思えば これぐらいの荷物になる。懐かしいな。 今日は午後、子どもたちの靴がボロボロになったから三ツ割の 靴屋さんまで3人で自転車で出かけた。 一日100キロと聞いて近所の靴屋ぐらいペダル漕いで行かなくちゃ と思ったのだ。 野球場までの下り坂はビュンビュン飛ばす。 靴買ってそのまま引き返すのはつまらないからアメックス方向に行く。 喉渇いたと下の子が言うのでMドーナツでメロンソーダ飲む。 ここは駐車場ないから自転車客ばかり。 一休みしてアメックス通り過ぎてニュータウン目指す。 道は意外にも下りが続いて、最後は上りになるけど大したことない。 そのまま3人で先日の自転車屋さんに突入してぼくはMTBの前タイヤ 取り替える。古いモデルなんでサイドがケブラー。 だから劣化してボロボロになっていた。それを取り替えてもらったら ペダルが驚くほど軽くなった。 当分、自転車暮らしを進化させるのだ。 ワカヤマの青年に出会って勢いがついた。
by northend
| 2006-09-24 19:31
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