こういう人間です
盛岡市在住。ライター。
性格偏屈。趣味はないが嫌いなものはない。 20年余りの都会暮らし、 10年余りの山暮らしを 経て現在6年目のニュー タウン暮らし。 いまいるところがいつも いちばん好きなところ。 メールはこちらへどうぞ 以前の記事
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午前中、長男の診察。 出かける前に彼が気にしていたのは、 餅を食べてもいいか、空揚げを食べてもいいか、カレーライスはどうか、 この三点だった。 手術をしてくれたK先生は長男の喉を見て、 「うん。だいぶいいな」と嬉しそう。「もう、何食べてもいいぞ」 横から覗いてみると、たしかにあんなに大きくて白かった穴が目立たない。 ふつうの粘膜に戻りつつあるし、手術跡も消えてきた。 「良かったな」と声かけると、 しかし慎重な長男は「でも餅はダメでしょう?」とK先生に質問する。 「いいよ」「空揚げは?」「いいよ」「カレーは?」「いいよ」 言質を取って、やっと笑顔になった。 変な子だな。主治医が「何食べてもいい」と言ってくれたんだから、 そこで万歳して余計なこと確認しなきゃいいのに。 と思ったけど、まあ、長男のこういう性格は親の雑さを眺めて身についたんだろう。 家に戻って仕事から帰ってきたかみさんに報告。 「じゃあ、今晩はカレーにしよう」とメニューも決まったみたい。 昼食の後、雨の中、かみさんはまた出かけようとする。 「S(長男)がクリスマスに食べ損なったチーズケーキ食べたいんだって」 やれやれ。わが家はクリスマスとお正月をやり直すらしい。 ということは、明日の夜は空揚げ、明後日はアンコロ餅だろうか。 冷蔵庫の奥から伊達巻とカマボコが出てきたりするんだろうか。 そういえば黒豆と松前漬けはまだ残っていたな。 それはいい。少しも不満はない。 下の子なんか漁夫の利で大喜びしている。 明日の朝、いきなりお雑煮が出てきて、 「では改めて、あけましておめでとう」と挨拶してお屠蘇をいただく。 それもなかなか悪くない。 だけどまずいんだ。 正月休み明けに仕事が一区切りつくはずだった。 そういう約束をしていた。 まさか、「うちは今日からお正月なんです」なんて言えないじゃないか。 PS しかも高校サッカー、去年の遠野、今年の盛商、ああお正月が長い。 嬉しい。困った。
by northend
| 2007-01-06 22:05
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