こういう人間です
盛岡市在住。ライター。
性格偏屈。趣味はないが嫌いなものはない。 20年余りの都会暮らし、 10年余りの山暮らしを 経て現在6年目のニュー タウン暮らし。 いまいるところがいつも いちばん好きなところ。 メールはこちらへどうぞ 以前の記事
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鶴見俊輔の『大人になるって何?』という本を読んでたら 「親問題」「子問題」という言葉が出てきた。 ぼくのようにのんきに暮らしている人間には油断のならない本だけど、 親問題というのはつまり、「自分はいまなぜここにいるのか」といった問題で、 「そんなこと考えても始まらないから、まあ酒でも飲んで寝たほうがいいんじゃないか」 というのが子問題。 親問題は難しすぎるから子問題にすり替えて、 それを解決すれば気持ちが落ち着く。 ぼくの人生はいっつも子問題の解決に明け暮れていたなあ。 しかし鶴見はそういうごまかし方はしない。だって哲学者だもんね。 親問題は何度も海坊主のように現われてくるから、切っちゃダメ。 切らないというのが哲学だとまことに明快。 しかし子問題を解決し続けていくと、いつか親問題とまともにぶつかる。 そこでぼくは子問題に悩み続けて生きてきたような気がする。 今晩は節分の豆を蒔かずにポリポリ食べている次男坊見て、 なんだか親問題を突きつけられたような気がして慌てた。
by northend
| 2005-02-03 21:02
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